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広沢里枝子さんの越後瞽女唄コンサートinこうのす・紫苑VOL.4

 2023年3月19日(日)、私の姉妹弟子である広沢里枝子さんの越後瞽女唄コンサートinこうのす・紫苑VOL.4 「瞽女唄の息吹」第一部を観覧しました。

 瞽女唄の息吹2023チラシ

 昨年はゲストとして出演させて頂いた同コンサート。今年は妹弟子である、江藤めぐみさんと齋藤穂歌さんが出演するということで、それも楽しみに伺いました。

 紫苑前にて2023
 齋藤穂歌さん(左)と江藤めぐみさん(右)と。

 前日には冷たい雨が降っていたのですが、この日は快晴。しかも、思いの他暖かく、そして毎年のことながら広沢さんはお友達に囲まれて、「カフェ・ギャラリー紫苑」は全体温かな雰囲気でした。

 ここに来ると広沢さんの人間力に圧倒されて、内面の雑念がフワフワと飛んで行って、まるで自分も良い人になった気分です。(絶対にあり得ないけど。)

 11時からの第一部は「梅の口説き」から始まりました。
 もちろん、私も知っている演目なのですが、広沢さんが唄うと歌詞の面白さがお客さんにダイレクトに伝わる不思議さ。客席は大盛り上がりです。
 「凄い。」のひとこと。

 2曲目は祭文松坂「山椒太夫1段目」。安寿と厨子王(ちし王)の物語り。「船別れの段」です。
 これがまた、広沢さんの三味線の巧みさと、言葉の説得力の素晴らしさを目の当たりにして、
 「圧巻」のひとこと。

 3曲目は齋藤穂歌さんとの「瞽女万歳」。
 まるで家族のような、親子のような2人のやりとりに、
 「感動」のひとこと。
 本当に涙が出てしまいました。
 どんな育ち方をしたら、こんな風に、人と、唄とに向き合えるのか・・・

 4曲目は江藤めぐみさんと私もちょっとお邪魔をさせて頂きまして、「お茶和讃」の合唱。
 やっぱり唄うの楽しいな。
 「感謝」のひとこと。
 4人で唄うとその迫力も増し増しで、お客さんからも「凄かった。」「感動した。」と言って頂きました。

 紫苑コンサート2023
 ちゃっかり出演中。

 最後に、
 12月9日(土)、東京両国「門天ホール」にて、広沢さんと瞽女唄公演やります!
 と、ちゃっかり宣伝もさせてもらっちゃいました。(こちら、詳細が決まり次第お知らせさせて頂きます。)

 本当は、第二部の「山椒太夫」の続きや江藤めぐみさんの“四つ竹で唄う「春駒」”も凄く凄く聴きたかったのですが、この日は他の予定もあり、天然酵母のおいしいパンと荒川の土手の満開の菜の花を堪能の後、お暇させて頂きました。

 荒川土手2023
 荒川の菜の花2023
 荒川の菜の花。

 来年の公演も楽しみ♡
 その前に、自分の公演頑張れよって話ですが・・・

 楽しい時間をありがとうございました。

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プロフィール

小関敦子

Author:小関敦子
2011年より、最後の瞽女・小林ハル氏の最後の弟子、萱森直子氏に師事。同氏主催、「越後ごぜ唄グループ・さずきもん」所属。
昔、瞽女(ごぜ)と呼ばれた主に盲目の女性旅芸人が人々の娯楽の為に唄い、生業とした唄。それがごぜ唄です。
段物、口説き、民謡や当時のはやり唄、替え歌やオリジナル曲など、三味線とごぜ唄独特の荒々しく力強い唄いまわしで弾き語ります。

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